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ザギンの野暮天

2007年06月24日 23:00

あんぽんたん組合の旗揚げ公演、「ザギンの野暮天」を観てきました。
最終日のマチネに行ったんですが、「あたっくNo.1」に出演していた津村さんぽい人がいた…ような。
それから、山崎さんと政宗さんをお見かけしました。

物語の舞台は終戦直後、昭和20年の日本・銀座。
無条件降伏した日本に乗り込んできた米進駐軍の悪行に怒れる日本人、サブ、イサム、龍さん。不良アメリカ人を排除すべく愚連隊を結成した三人だったが、やがて生きる道を別っていく。
不器用に、ただ周りの幸せにしたいと願うサブ。
アメリカ人を手玉に取り、のし上がろうとするイサム。
己の弱さをただ責め続ける龍さん。
彼らを慕う人、愛する人、憎む人。様々な人々の思いが交錯した時、一人の女が命を落とす。
そして、三人の道が再びひとつになって――。

まぁ、大雑把にまとめるとこんな感じ。(要約のセンスがないんですよ…)
登場人物は誰もが不器用。器用に生きようとしているけど出来ない。ただ「生きる」ことに懸命。
物質的には豊かな現代に生きているとイマイチ掴み辛い感覚なのかもしれませんが、舞台上ではただ生きるということが難しい人々が、もがいて苦しんで、挫けそうになりながら必死に生きていました。その姿に胸が熱くなって、心が揺すられる。
描き方はとてもストレート。一切誤魔化すことなく、観ていて痛くなる場面も多々有り。男臭くてひたすら熱いんですが、それこそがこの時代そのものなんだろうなぁ、と感じました。
男は強い。不器用だけどカッコイイぜ、昭和の男!!!!
女も強い。女は女で戦う、生きる。だけど、女は可愛い。
「男は女を守るもんだ」
なんて今の時代では流行らない台詞も、真っ直ぐ心に響いてくるからびっくりです。
要所要所で流れる『シング・シング・シング』がまた絶妙!

生きる事に懸命な人間は、滑稽に見えるけどいとおしい。
中でもサブとイサムは、やはり格段に素敵なのです。(いや、ぶっちゃけ実力的にも段違いなんだ。龍さん含めた三人)志は同じなのにすれ違っていくのは、男だから仕方がないのかもしれない。お互いに憤るのは、もどかしいからじゃないだろうか。やり方は対極なのに、多分心根が近い。
たびたび衝突するサブとイサム、そして龍さんがスズの死によって道を同じくする。その虚しさ、切なさもきっとこの時代だからなのでしょう。
三人の、ラストでの強い眼差しが強烈に印象深かったです。

とりあえず雑感として以上です。
すんごく良い舞台だったからレポ書きたいと思います。多分。
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