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解放の物語

2007年07月31日 04:45

20070731044530
土曜日、両国シアターΧにて「孤児のミューズたち」をマチソワで観てきました。
隅田川花火大会の影響なのか高速が混んでたり、ポケモンスタンプラリー目当ての親子連れで上野駅がごった返してたり、マチネの開演時間勘違いしてたり、あまりの暑さに体調不良になったり。
と、波乱含みな一日でしたが、良い芝居を見せてもらえたおかげで気持ちは大充実。思い出深い日となりました。
以下、ネタバレ雑感。




原作既読で臨んだ今回の観劇。
活字から受ける印象と舞台で観る印象が大分違う舞台だな、というのが一番の感想でした。
顕著にそれを感じたのはラスト。文章の読解力に乏しいせいもあって、原作を読み終わった時はひたすら暗く重い、救いのない結末なのかと思っていました。
カトリーヌがリュックに言った、
「カトリーヌがいるわ」
という台詞も、家族を捨てたイザベルの“代わり”という意味だと思っていたんですが、実際楢原さんや坂本さんがカトリーヌとして口にすると全く別の意味に聞こえてびっくり。どちらかと言うと、前向きな言葉に思えたんですよ。イザベルの“復讐”に関しても同じ。
それはきっと、最後新しい家族を囲んだ4人の表情が晴れやかだったから。ライフでは定番の遠くを仰ぐあの表情から、先に続く明るい未来を想像出来たからなんだと思います。
「孤児のミューズたち」は“崩壊”する家族の物語ではなく、“解放”する家族の物語だと感じました。

それにしても今回しみじみ感じたのは、自分が“倉田さんの描く家族像”に弱いということ。
倉田さんの、心の動きや揺らぎを丁寧に表現する演出は、恋人よりも親友よりも家族や親子を描く時こそ繊細で鮮やかになる気がします。
トーマ然り、LILIES然り、銀キス然り。もっとも本来の狙いと違うのかもしれませんが。
そして、楢原さんの偉大さを改めて実感なのです…………。(←じんわりハマり中)
この辺、詳細はレポにて。

良い言葉選びではないと思いますが、久々に倉田さんらしい、Studio Lifeらしいお芝居を見せて頂けたんじゃないでしょうか。
大きな劇場で派手なことをするより、小さな空間に濃密な空気を作る倉田さんが好きです。(告白!?)
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