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あらしのよるに

2007年09月10日 17:42

合言葉は、あらしのよるに。


というわけで、「あらしのよるに」です。(今更感吹き荒れ中)
開幕直前に公開された例の写真によって空前の盛り上がりを見せたとは言え(笑)、個人的には不安要素の方が多かった今回の舞台。
ミュージカル俳優じゃない人がメインのミュージカルってどうなのよ?とか。
キャスティングとか。
そもそもミュージカルは苦手だとか。
中でも“ファミリー向け”“子供向け”と銘打たれていると、観る前からスタート地点の50歩手前に下がるくらい気後れしてしまいます。愛とか友情とか正義とかを真正面から説かれて納得出来るには、なにぶん歳を取り過ぎというか純粋じゃなくなってしまったというか。
ようするに、斜め上からしか観れないという(イヤな大人)。
去年のライズの森生きは、まさにそこが一番馴染めなかった点でした。(行った事は後悔してないけど)
それがどうですか。

カーテンコールでマトモに拍手も出来ないくらい号泣してきましたよ…………。

諸々の不安要素なんざ軽く突き抜けて、ものすごーーーーく良い舞台でした!!!!(降参)
参ったよ、会場から外に出てもまだ泣いてましたからね。まさに涙腺崩壊。ご一緒して下さった方々には、ただただ申し訳なく。
いまはひたすら、開幕前にあーだこーだ文句垂れてた己を蹴り倒したいです。

原作は何冊にも渡るシリーズ物の絵本だと聞いているのですが、原作未読・映画未見の私でも分かりやすい脚本。
シンプルながら奥行きがあって幻想的なセット。
愛らしい衣装。
物語に更に深みを持たせる音楽。
そして熱演のキャスト陣。
全てが融合して、ファミリー向けの枠に収まらない大人が観ても充分に楽しめる上質なミュージカルになっていました。
ていうか、むしろ大人の為のミュージカルなのかもしれない、と思ったほど。
最大の不安だった歌と踊り(特にライフの方々)は、主役のメイとガブはともかく殆ど合唱と群舞で構成されていて、畑違いの役者陣をがっちり脇で固める本業の皆様が素晴らしく、何の心配もなく観ていられました。
とは言え、ライフの皆様も大健闘だったんじゃないかと。なかでも下井君のしなやかさにかなり魂抜かれました。
キャスティングも今となれば絶妙だったんだなー、と。
特に狼族の、

岩崎>奥田>政宗>下井>山本(敬称略)

というパワーバランスが最高にツボりました(笑)
下井君が花を愛する狼というのもナイス!ここぞとばかりに山本ガブに威張り散らすのが笑えました。
政宗君はやたらと格好良くて、フツーにびっくり。しかも動ける動ける!「WHITE」の正ちゃんも納得かも。
奥田さんはただのおっかない狼なのかと思いきや、間抜けなところもある愛すべき№2で好演。
岩崎ギロもといギロ様はひたすらステキでした…!!歌は、まぁ、大変そうでしたけど(ごにょごにょ)
狼族は全体的に歌と踊りが格好良くて、中間部の見せ場ではゾクゾクきました!リアルお子様にはちょっぴり怖がられてしまうほど(笑)
ヤギ族の林さんと主宰も好演。特に林さんは抜群の安定感で、美声が強力な武器になってました。山本ガブとの絡みではさすがのコンビネーションでした。
主宰は踊りも歌もありませんでしたが、得意のキャラクターをしっかり演じてらっしゃる印象。

さて、メイとガブです。
開演前は散々文句言ってましたが、いやもうこれが抜群に良かったんですよ!!!!
小柄で愛らしいメイと、狼族の中ではひ弱ながらメイと比べるとちゃんと狼に見えるガブ。見た目のバランスでは及川さんとのカップル以来かもしれません!!!
しかも吉野メイが可愛いのなんのってーーーー!!!!(じったばった)
それが女の子特有の可愛さではなく、ちゃんと子ヤギの可愛さ。ちっちゃいけど中身はしっかりしてるメイそのまんま!むしろ性格は山本ガブより男前だ!!(笑)
「メイは原作で男の子なんだから、男優にすればいいのに」
と思っていたけど、結果的には吉野さんだからこそ山本ガブと「友愛」を演じられたんだと思います。あれ、下手に男優さんだったら山本さんの特性上(以下、長くなるので割愛)
山本ガブも最初はあの声に馴染めなかったんですが、観ているうちにすんなりガブとして受け入れられました。(ちなみにあの声は映画版ガブの踏襲?)
むしろ「フツーの男性」としては浮いてしまいがちなあのしなやかな動きが、ケモノとしてはハマる!ていうかどう鍛えればああいう風に動けるんだ!!凄いぞ山本芳樹!!!でも唐突なバレエ的ソロにはドン退きだったぜ!!!!(ぶっちゃけた)
しかも、山本さんの歌声が蕩けるほど甘い。高音で透明感のある吉野さんの歌声とも(時々不安定にはなるものの)かなり良い感じにマッチング。ミュージカル俳優としてどうよって言われると困りますが、初ミュージカルであの歌声なら及第点は確実でしょう。むしろ予想外に上手くて度肝を抜かれました。夏夢でも聴いてたはずなのになぁ…。

ちなみに、ラストの話。
すんなり見たまんま「メイとガブは息絶えた」と思ってしまったんですが、なにげに賛否両論だったそうでビックリ。
観劇後、ライファーさんに限らず原作ファンや吉野さんファンの方の感想などを見て回ったんですが、色々な解釈あるようで。
まずは原作と映画を見てみなければ、と思います。

夏の終わりの3日間ではもったいない!!!と思えるほど、素晴らしかったミュージカル版「あらしのよるに」
またいつか、あのメンバーでの再演を熱望しております。
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