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ニンギョウゲキ

2005年12月17日 23:07

某御方(バレバレか…)出演の舞台を観に、埼玉県飯能市まで行ってきました。
タイトルはその名も「ニンギョウゲキ」
ストーリーなどはさっぱり分からぬまま、1時間20分で終わる舞台であるという情報のみ(笑)
飯能市という土地に足を踏み入れたのも初めてだったので、軽く迷子になりつつ(いつもだけど)無事に観る事が出来ました。
劇場はスタジオくらという、蔵を改装して出来た劇場(らしい)入ってみたらスペースは教室ひとつ分くらいしかなくて、客席も30人分くらいかな?全席座布団で、いかにも小劇場な感じにかなりドキドキワクワクしました(笑)
手作り感たっぷりで超シンプルなセットも良かったです。シンプルであるほど想像力を掻き立てられて、私は好きですね。

んで、肝心の舞台。

ストーリーは、さえないおっさん(笑)が「ペットショップ・エンジェル」という店を訪れる所から始まる。
ちょっと柄の悪い女性店員のいるその店は、限りなく人間に近い“アンドロイド”をペットとして売るお店(かなり高価な商品なので、レンタル制度も有り)おっさんはそこで、くたびれた男性型アンドロイド“板倉君”と出会う。
アンドロイドは商品ケースから脱走すると、破壊される運命。自由になるには、客に買ってもらうしかない。板倉君は、自由への憧れをおっさんに吐露する。しかし、新型で見た目も可愛い“さゆりちゃん”ならともかく、旧式で見た目もイマイチな板倉君が売れる可能性は限りなく低い。
そこで板倉君は、ひょんなことから店番をすることになったおっさんに「自分を売ってくれ」と頼み込む。
そこへやって来たのは、二人組の客。“社長”と呼ばれる女性と、秘書と思われる男性。彼らは、新型のアンドロイドを見に来たと言う。そこで、板倉君を新型だと偽り、売りつけようとするおっさん。しかし、板倉君のビジュアルと過剰な演出が裏目に出て、客は板倉君ではなく、本当の最新型少年アンドロイド“ツバサ”の購入を決めてしまう。ところが、彼らはツバサを「ペット」としてではなく「ホスト」として購入したのだった。
「外に出られても、ペットとして買われていく以上、そこに自由はない」と板倉君を諭すおっさん。しかし、板倉君は意志を曲げようとしない。見かねたおっさんは、ツバサを売った金で自分が板倉君を買うという作戦に出る。
ペットショップのオーナーを上手く騙し、板倉君の購入に成功するおっさん。ところが、そこへレンタルされていったさゆりが現れた。彼女は言う。「ツバサが怪しい店に連れられて行った」と。
作戦は失敗に終わり、ピンチに陥るおっさんと板倉君。そこへ、警察が飛び込んでくる。
実は、店で売られていたアンドロイドは全て人間で、オーナーが催眠術を悪用していたのだと言う事が判明。つまり、板倉君もさゆりもツバサも人間だったのだ。自身が家出した娘を持つオーナーは、彼らをペットとして売ることにより、彼ら自身が“愛情を感じる”事を覚えて欲しいと願い、こんな事件を起こしたのだと言う。
一件落着し、お祝いをする為に集まる事になったおっさんと板倉君達。板倉君は、おっさんを驚かそうと出会った時に入っていた箱の中に身を潜める。そんな事とは露知らず、待ち合わせの場所へやって来るおっさん。
板倉君達の姿を探すおっさん。そこへ、彼の名を呼ぶ老婆が現れる。彼の“ご主人様”である老婆は言った。
「貴方は時々、自分が人間だと思い込んでしまうから」
そう、彼こそがアンドロイドだったのだ。
おっさんは、思い出のネクタイを箱にそっと置いて、老婆と共にその場を立ち去るのだった。

こんな感じかな?(や、ひどい要約ですが)
ストーリーとしては、人間の身勝手さやアンドロイドの切なさなんかが全体を通して感じられて、且つ分かりやすくとても面白かったです。オチが好きだったなー。
キャストで目を引いたのは、“おっさん”と“板倉君”、それから“オーナー”でしょうか。特におっさんが良かった。
外に出て自由を手に入れたいと願う板倉君に、アンドロイドに本当の自由はないんだと語り、彼を買っても「ペット」としてではなく「友人」として接したいと告げる。それは引いては、自身の願いなのかもしれない。彼のご主人様は決して悪い人ではないけど、それでもそこには明確な主従関係があって、人間とアンドロイドは決して対等ではないのだと。そういう悲哀が感じられました。
板倉君は若干濃過ぎるかなーっていう気もしたんだけど(すみませんすみません)おっさんとはナイスコンビネーションでした。
んで、最高にツボったのがペットショップエンジェルのオーナー!これがまー見た目怪しいのなんのって!ていうかテリー伊藤でしたよ!!(笑)出てきた瞬間思わず
「たっ、高根さん…!?」
とか思ってしまったあたしを許して下さい(陳謝)
やたら丁寧な口調がまたおかしくて、始終彼に夢中でした。そうそう、声も良かった。

そーしーて。
某Aさんですよ(笑)私は今回、この人を観に行ったようなもんです。
率直な感想。びっくりしました。
ほんとーーーに曽世派でしたよ(笑)
何がってわけじゃないんだけど……主に身振り手振りや身のこなしが。それと、物っ凄いすっきりした滑舌で、贔屓目ナシに一番台詞が聞き取りやすかったです。
あと、演じ方が自然なのかな。わざとらしくない。演じているというよりは、その役を生きているという印象でした。
さらっとオレンジ君が登場した時には思わず吹き出しそうになりましたが(笑)この辺のさりげなさもかなり好きです。
とりあえず、高根今枝には笑いました(笑)
でもね、お世辞じゃなくて本当に上手い役者さんだと思う。もっともっと、色んな役を演じている彼女が観てみたいと思いました。
……エラソにすみません。

そんなわけで、しょーじき思っていたより楽しんでしまいました(笑)
ライフは勿論だけど、演劇って本当に面白いもんなんだなーって今更。
もっともっと、たくさんのお芝居を観に行きたいです。そんな事を改めて実感する機会をくれた友人に感謝した、今回の埼玉遠征でした。
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